nmちゃんの配信環境について
はじめに
VTuber Tech #1 Advent Calendar 2018 の22日目を担当させて頂くことになったnmです。本業は法人向けVRシステムの開発をしています。エンジニアというよりはなんでも屋さんという表現のほうが近いです。最近ではフィオさんの失禁配信へVTuber向け心拍数表示システムを提供しました。
2018年1月よりVRChatを始め、オリジナルモデルを発注し、11月よりバーチャルYouTuberとしての活動をはじめています。
なぜ、ただのバーチャルYouTuber大好きおじさんがバーチャルYouTuberになってしまったのかと申しますと、よりバーチャルYouTuberと仲良くなりたかったからです。私ほど直結的で性癖に従いまくった理由でバーチャルYouTuberになった人はいないと思います。私は私なのでキャラクターも特に変えていません。エンジニア諸氏もバーチャルYouTuberになろう!別に美少女である必要はないよ。なりたい姿になればいいよ。自分の性癖に素直になれ。
念願のツーショット撮ってもらった pic.twitter.com/e6NFxDfKPU
— nm (@nmch1222) December 2, 2018
たまのるいちゃんとデートしてきました❤️ pic.twitter.com/1Ct4TSQh0f
— nm (@nmch1222) November 19, 2018
配信環境
配信環境はVRChatとバーチャルモーションキャプチャを利用しています。
もともと重度のVRChat民ですので使い慣れたものを利用しているだけです。
使いやすさを重視するのであればV系各社のスマホ配信アプリやバーチャルキャストのほうがはるかに使い勝手は良いです。VRChatはおすすめしません。配信ソフトも別で用意しないといけないし配信の手間がすごいです。
ですが、このデメリットを補ってあまりある没入感がVRChatにはあると感じています。個人的な意見になりますが各社ともがんばってはいると思いますが、演者自身が"仮想空間にいる感"はVRChatが断トツだと思っています。知らんけど。
共通
音声メイン:ゆかりねっと(音声認識)+VOICEROID 結月ゆかり(音声合成)+VoiceMeeter Banana(仮想ステレオミキサー)
音声サブ:VT-3(ボイスチェンジャー)
ボイチェン機材としてVT-3を持ってますが、特に可愛い声を出そうとはしていないです。単純に可愛いアバターから可愛くない声が聞こえるのが嫌なのと匿名性をあげるためだけに使っています。
VRChat配信
モーション:VIVE Pro + VIVE Tracker*3のフルボディトラッキング
配信ソフト:OBS
フルボディトラッキングをしてまでやることは他人のアバターを踏むとかです。
ゲーム配信
モーション:バーチャルモーションキャプチャ(名前のとおり)+ VIVE Tracker+ VIVEのコントローラー
外部映像キャプチャ:Pengo 4K HDMI Grabber
配信ソフト:OBS
頭は適当な帽子に穴を開けて利用しています。
ばもきゃ用トラッカー付きハット pic.twitter.com/yoPZyZfYt2
— nm (@nmch1222) December 13, 2018
バーチャルモーションキャプチャは特定のWebサービスへモデルデータをアップする必要がないため、スタンドアロンで安全に安定した配信が可能となる点が良いです。2Dのゲーム配信をする際に没入感は必要ないため、HMDは使用していません。近いうちにVRゲームの配信もしてみたいです。
配信時におすすめなツール
トラッカーを利用されている方すべてにおすすめしたいツールです。
VR空間内でバッテリー残量わかり、一定以下になると通知してくれる機能もあります。大手のVTuberスタジオだと安定性重視で有線っていうのも多いみたいだけどやっぱりワイヤレスが良い!
VR空間内で位置を調整することができるツールです。
カメラ位置の調整に便利です。自分自身がカメラに向かって移動するという脳筋思想はVRC民との相性も抜群です。
最後に
現時点でVR空間上における配信環境はお世辞にも簡単といえる状況にはありません。
先日、VRMコンソーシアムの設立準備が発表されましたがとても期待しています。私の尊敬する方(の所属する企業)も多数参画されており、VRの将来がとても楽しみになりました。
以上、nmちゃんのアドカレ記事でした。
もしよろしければ・・・